鳥羽市 ふるさと納税3億円を突破 真珠取り扱い再開で 三重

【ふるさと納税の返礼品として好調な真珠製品(鳥羽市提供)】

【鳥羽】三重県鳥羽市の今年度のふるさと納税による寄付金額が12月末現在で3億円を突破したことが20日、市長定例会見で明らかになった。返礼品として9月から取り扱いを再開した真珠製品が半数近くを占めており、中村欣一郎市長は「市民も真珠養殖に関わる人も心待ちにしていた。とてもうれしく思う」と語った。

同市企画財政課によると、昨年12月現在の同市へのふるさと納税寄付件数は3476件、寄付金額は3億8756万5千円。うち真珠製品の取り扱い件数と寄付金額は1414件、1億6443万円だった。このうち昨年12月は一カ月間だけで1091件、1億2964万の申し込みがあり、単月としては過去最高額となったという。

同市では平成20年からふるさと納税の返礼品として真珠製品を取り扱ってきたが、「資産性の高い宝飾品」とする総務省の通知を受けて29年12月から真珠製品の取り扱いを中止。その後の地方税法改正に伴い、寄付額30万円に対して3割を返礼品の上限に設定して昨年8月28日から返礼品を再開した。

真珠製品の中止を挟んだ29年度実績は3917件、4億9884万1000円だったが、昨年度は2044件、1億7852万450円にまで落ち込んでいた。

中村市長は「今後もこの調子でいくか一時的か、慎重に予想を立てないといけない」としながらも、「真珠養殖発祥の地としての誇りは強く、認められたことはうれしい」と述べた。

また、同じく中止を経て昨年9月中旬に真珠製品の取り扱いを再開した志摩市でも、ふるさと納税による寄付が12月末現在で4012件、3億1333万1817円で、対前年度比でほぼ倍近い実績となった。うち真珠製品は1063件、1億857万7千円だった。