「ヤーヤ祭り」の祷務町を3町から2町に 少子化や財政面が理由

【尾鷲の奇祭「ヤーヤ祭り」(平成30年2月撮影)】

【尾鷲】尾鷲氏子総代は17日、350年ほどの歴史があるとされる尾鷲神社(三重県尾鷲市北浦町)の奇祭「ヤーヤ祭り」の当番を務める「祷務(とうむ)町」が来年の祭りから3町から2町になると発表した。少子化や財政面が理由。「350年の伝統の中で、祷務町が減るのは初めて」という。

ヤーヤ祭りは市街地の旧19町が参加し、白装束姿の男衆がぶつかり合う「練り」が呼び物。毎年、19町の中から交代で3町が祷務町を務めており、練りは祷務町の3カ所を舞台に行われている。

同総代によると、祷務町が3町の場合、7年に1度回ってくるという。2町に減らすと当番が回ってくる期間が9―10年に1度になるため延びた期間を使って寄付を集めたり、祭りに参加する人を集めたりする。

寄付集めなどが大変で、20年以上前から「3町から2町に減らしてほしい」という声が上がっていたという。昨年7月ごろに開かれた同総代会議で、旧町や昔から祭りを守ってきた家系の親方らの意見を踏まえ、減らすことを決定した。

同総代の武田勇生会長(85)は「残念だが町の希望であり、祭りを続けていくためには仕方がない」と話した。