「ぼくに名前つけてね」 伊勢シーパラ 仮死状態で生まれたアシカ、順調に成長

【餌切り場で作業をするスタッフの横で遊ぶカリフォルニアアシカの赤ちゃん=伊勢市二見町江の伊勢シーパラダイスで】

【伊勢】伊勢市二見町江の水族館「伊勢シーパラダイス」は、昨年6月に誕生した雄のカリフォルニアアシカの名前を募集している。仮死状態で生まれ、飼育員らの懸命な救急蘇生で一命を取り留めた赤ちゃんは、人工保育によって順調に成長。飼育員の田村龍太さん(四三)は「みんなに愛され、長く親しんでもらえる名前をつけてほしい」と話している。

赤ちゃんは6月28日午後6時頃に生まれ、父親は「アマナツ」(16歳)、母親は「チナツ」(17歳)。生まれた直後からぐったりして息をしていなかったため、飼育員らが心臓マッサージや人工呼吸を続けていると心臓が動き、自発呼吸を始めた。

蘇生後は母親からうまく授乳ができず、同館初のアシカの完全人工保育を開始。前例がなく、便の様子を見ながらミルクの濃さや量を調整するなど手探り状態の中、助かった命をつなごうと懸命に育ててきた。現在は体長約一一〇センチ、体重約二八キロに成長。好奇心旺盛でスタッフと遊ぶのが大好きという。

名前募集は31日まで。赤ちゃんの名前とその由来、応募者の名前、年齢、住所、電話番号を記入し、館内に設置された応募箱に投函(とうかん)するか、ホームページから応募する。

集まった名前の中から飼育員らが複数選考し、2月8-29日までホームページやSNSのWEBフォームで決戦投票を行う。

問い合わせは同館=電話0596(42)1760=へ。