白タク営業に猶予刑と罰金 津地裁判決、不動産会社社長、会社にも罰金

無許可のタクシー営業(白タク)をしたとして、道路運送法違反の罪に問われた四日市市西浦一丁目、不動産会社「ウィズハート」と社長の原田稔被告(63)の判決公判が17日、津地裁四日市支部であり、後藤眞知子裁判官は原田被告に懲役1年、執行猶予3年、罰金50万円(求刑・懲役1年、罰金50万円)、同社に罰金50万円(同・罰金50万円)を言い渡した。

判決理由で後藤裁判官は「被告は『違法とは考えなかった』と述べるが、タクシー事業に公的機関の許可が必要と知っていた」と指摘。「正規と同様の表示灯や料金メーターを備えた軽乗用車を使用しており、違法性を容易に認識できた」と述べた。

「(共犯者との)業務委託契約締結に関与した弁護士に事業の適法性を尋ねなかった安易な意思決定は、強い非難を免れない」と指摘。「罰金より重い刑に処せられれば宅地建物取引業免許を取り消されることを考慮しても、主文の刑が相当」と述べた。

判決によると、原田被告は約10年間にわたって白タク営業をしていた男(63)=同法違反罪で有罪確定=に勧誘され、白タク営業を開始。昨年4月11日から7月30日までの間、四日市市内で8回にわたり、不特定の客を相手に白タク営業をした。