校長2人を懲戒処分 三重県教委、交通事故で減給

交通事故を起こして相手方にけがをさせたとして、三重県教委は16日、志摩市立大王中の男性校長(59)と、伊勢市立明倫小の女性校長(60)を、いずれも減給10分の1(2月)の懲戒処分にした。

県教委によると、男性校長は昨年3月20日午後7時ごろ、志摩市阿児町の国道交差点を乗用車で右折した際、対向のミニバイクと衝突。ミニバイクの60代男性の右肩などに加療約1年間のけがをさせた。

女性校長は昨年4月9日午後0時20分ごろ、乗用車で伊勢市岡本三丁目の県道交差点を左車線から右折した際、右車線の軽乗用車に衝突。相手方の60代女性に右肘骨折など加療64日間のけがをさせた。

男性校長は私用での運転中。伊勢簡裁から罰金70万円の略式命令を受けた。県教委の聞き取りに「けがをした男性や家族に申し訳なく思う。重く受け止め、一日も早く失った信頼の回復に努める」と話した。

女性校長は児童宅への訪問に向かう途中。伊勢簡裁から罰金40万円の略式命令を受けた。「あり得ないルール違反をしてしまい、多くの信頼を失った。しっかり償いたい」と話しているという。

廣田恵子県教育長は16日の記者会見で「管理職による不祥事で信頼や期待を著しく損なったことに、おわび申し上げる」と陳謝。「校長会などを通じて交通ルールの順守などを呼び掛ける」と述べた。