松阪 文化ひも解く蝦夷漫画 28日から武四郎記念館で特別展 三重

【「蝦夷漫画」を手に特別展「蝦夷漫画の世界」をPRする竹上市長=松阪市役所で】

【松阪】松浦武四郎記念館は28日から、三重県松阪市小野江町の同館で開館25年記念特別展「蝦夷(えぞ)漫画の世界」を開く。会期は3月15日まで。

松浦武四郎(1818―1888年)は北海道の名付け親として知られる同町出身の探検家。蝦夷漫画は武四郎がアイヌ文化を分かりやすく伝えようと1859年に出版した。アイヌの暮らしを描いた絵に解説を添えている。

特別展では漫画に描かれた道具などの実物資料を大阪府吹田市の国立民族学博物館から借りて展示する。内閣府のアイヌ政策推進交付金交付事業として実施する。

講演会を記念館会議室で開く。2月9日は佐々木利和北海道大学特任教授の「蝦夷漫画と蝦夷島奇観」。3月8日は齋藤玲子国立民族学博物館准教授の「蝦夷漫画に描かれたアイヌ文化」。いずれも午前10時から。参加無料。

竹上真人松阪市長は「蝦夷漫画は武四郎独特の描き方によって生き生きと暮らすアイヌの姿が伝わってくる。多くの人々にアイヌ文化を伝える上で大きな効果があった」と来場を呼び掛けている。

入館料は一般310円、6歳以上18歳以下200円。問い合わせは同館=0598(56)6847=へ。