江戸時代の捕鯨再現 尾鷲・梶賀町でハラソ祭り 豊漁と海上安全祈願 三重

【大漁旗をはためかせて進むハラソ船=尾鷲市梶賀町で】

【尾鷲】江戸時代の捕鯨の様子を再現し、豊漁と海上安全を祈願する「ハラソ祭り」が13日、三重県尾鷲市梶賀町であった。

同地区では、クジラが捕れたことで飢饉(ききん)から人々を救ったという言い伝えがあり、祭りはクジラの供養も兼ねて始まったとされる。

捕鯨船を再現したハラソ船に、化粧をして赤色のじゅばんを着た地元の漁業関係者ら24人が乗り込み、色鮮やかな大漁旗を掲げて梶賀漁港を出港。力強くろをこぎながら賀田湾内を進み、銛(もり)でクジラを突く役の「羽刺(はざし)」が船首に立ち、銛を海に投げ入れる儀式を繰り返した。

濵中靖人区長(72)は「高齢化でろをこぐ人がいなくなると祭りが続かなくなる可能性があるが、一年に一度の祭りなので、できるだけ長く続けたい」と話した。