夜空を焦がす巨大やぐら15基 四日市「東富田どんど祭り」

【一気に燃え上がるどんどの火柱=四日市市東富田町の西広場で】

【四日市】一年の海の安全と豊漁、無病息災を祈願して15基の巨大なやぐらとともにしめ飾りなどを燃やす、四日市市東富田地区の伝統神事「東富田どんど祭り」が11日夜、同市東富田町の西広場であった。同地区自治会主催。

南1番基から北15番基まで、約1キロにわたって並べたやぐらは、高さ約7メートル、直径約5メートル。松の木をしんに、モウソウチク15本で円すい形に組み上げ、稲ワラ約100束をつるしている。

午後6時を合図に祭礼委員らがお神酒で清め、中央から南北に向かって次々に点火。やぐらは火の粉をまき散らして一気に燃え上がった。見物客や地域住民らが遠巻きにして見守り、針金に吊るした鏡餅をおき火で焼いて無病息災を願っていた。

東富田地区連合自治会の渡辺文一会長(71)は「年々、稲ワラの調達が難しくなってきているが、伝統に培われた地域の絆を守り、次世代につなげていきたい」と話していた。