ESR、大型物流施設建設 木曽岬干拓地への進出計画 三重県知事と面談

【鈴木知事(右)に「ESR弥富木曽岬DC」の建設計画を説明した松波取締役=三重県庁で】

木曽岬干拓地への進出を決めた物流不動産大手ESR(東京)の松波秀明取締役が9日、三重県庁で鈴木英敬知事と面談し、取得した用地に大型物流施設「ESR弥富木曽岬ディストリビューションセンター(DC)」を建設する計画を明らかにした。全国で28件目の物流施設で、中京圏では最大となる見通し。12月に着工し、令和4年4月末に完成する予定。

ESRはネット通販などeコマース(電子商取引)の拡大で物流施設の需要が増し、大消費地へのアクセスが良い立地だったため、昨年12月20日に県と土地の売買契約を結んだ。その後、顧客のニーズに合わせて土地の買い増しを決めた。

既に契約した分を含めた土地7万9095平方メートルに、4階建てで延べ床面積15万3092平方メートルの施設を建設する。数百人規模を雇用する予定。災害時には、地域住民の避難先や災害物資の発送拠点として活用できる機能も備える。

県庁を訪れた松波取締役は「防災拠点としての役割を担えると確信している。再来年のゴールデンウイーク前にはなんとか完成させたいと考えているので、県や町にもご協力をいただきたい」と述べた。

鈴木知事は「第1期分譲のうち、半分に当たる土地を契約していただきありがたい。中京圏最大のビッグプロジェクトということで、第2期分譲以降の起爆剤となるのではないかと思う」と期待した。

県は昨年2月、木曽岬干拓地の工業用地のうち約12ヘクタールを第1期として分譲開始。ESRを含む4社が進出を決め、約8割に当たる10・6ヘクタールは分譲する見通しが立った。