鳥羽 「海の七草粥」振る舞い 海の博物館、来館者に 三重

【海藻の入った「海の七草粥」を味わう来館者ら=鳥羽市浦村町の市立海の博物館で】

【鳥羽】三重県鳥羽市浦村町の市立海の博物館で7日、無病息災を願って食べる「海の七草粥」が、来館者らに振る舞われた。

海の七草粥は、ヒジキやフノリ、ホンダワラなど近くの海で採れた6種の海藻と青菜一種を合わせた「七草」が入る。漁師町の同市国崎町に伝わる「ナナクサタタキ」の風習をヒントにした博物館オリジナルの七草がゆで、一年の健康を願い、毎年振る舞っている。ナナクサタタキは、一家の主が海藻を刻み、神棚や漁船に供えて一年の幸を祈願する新年の伝統行事という。

来館者らに平賀大蔵館長がナナクサタタキの習わしを紹介し、包丁で叩くように刻んだ海藻と青菜を、土鍋で炊いたかゆに混ぜ入れ、できたてを振る舞った。

兵庫県三田市から訪れた藤野敬子さん(71)は「ほのかに磯の香りがして、あっさりとおいしい。この一年、健康に過ごせたら」と話していた。