IR「研究する価値ある」 桑名市長「疑惑は徹底追及を」 三重

【桑名】三重県の伊藤徳宇桑名市長は7日の定例記者会見で、県内への統合型リゾート施設(IR)誘致について聞かれ「県や政令市が申請者であり、どうこう言える立場ではない」との前提を示した上で、「県民を幸せにするならやるべきで、そうでないならやめるべき。人口が減少し、財政が厳しくなる中で、研究する価値はある」と語った。IR誘致を巡っては、国の整備要件を満たす土地を同市内だけで確保するのが困難なため、伊藤市長が昨年9月、同市を含めた県内への誘致による地域への影響や懸念されるギャンブル依存症の対策を調査するよう県に求めた経緯がある。

昨年末の衆院議員逮捕、金銭授受疑惑の広がりでイメージ悪化が避けられない状況だが、伊藤市長は「カジノが好きな人、嫌いな人がいるのは理解しているが、マイナス面も含めた調査・研究をお願いしており、県の動向を注視している」と強調。「良いか悪いかを判断せず、イメージだけでやめようというのは違うと思う。市民に悪いイメージを持たれないためにも、政治家の疑惑は徹底追求してほしい」とした。

さらに「IRによる効果の一つとしてインバウンドによる外貨獲得があるが、三重はその面で伸びしろがあり、財政に与えるインパクトはすごく大きい。防災や福祉に充てるべきお金が確保出来るのであれば、市民にとってプラスであり、その手前で『IRは悪いもの』となっているのは違うと感じる」と語った。

12月18日の任期満了に伴う市長選への出馬については「まだ態度表明する時期ではないと思っている。まずしっかり市政を前に進める」と述べるにとどめた。