「野原大神楽」勇壮に舞う 大紀町の無形文化財 三重

数十年ぶりに披露された「花之舞」=大紀町野原で

【度会郡】三重県度会郡大紀町野原の野原集会所前で2日、同町の無形文化財「野原大神楽」が披露された。

野原大神楽は、伊勢神宮の雅楽を源流とする四日市阿倉川神楽を受け継ぎ、今から220年ほど前に始まったとされる。昭和48年に地元の青年が中心となり、保存会を結成。現在は20-70代の会員37人が伝統を継承し、町内の行事への出演や福祉施設への慰問を行っている。

1日は獅子舞が地区内全戸を回って無病息災を祈願する門舞(かどまい)があり、2日は8演目を披露する「寄せ舞」が行われた。

会員らは太鼓や笛の音色に合わせ、一年のおはらいを意味する「神来舞(しんぐるまい)」や、獅子と人間がまりを取り合う姿を面白おかしく演じる「玉獅子」などを勇壮に舞った。

今年は数十年ぶりに「花之舞」を披露。観客らは、家宝の「花」をめぐる人間とてんぐの掛け合いや、獅子とてんぐが相撲を取る姿などを楽しんでいた。