「全力で勝ちに行く」 全国高校ラグビー 朝明・羽田主将、16強へ闘志 三重

【試合前穏やかな表情を見せる朝明の羽田主将=28日、花園ラグビー場で】

大阪・花園ラグビー場で30日、全国高校ラグビー大会2回戦が行われ、ベスト16が決まる。朝明の羽田昂生主将(3年)は前向きな気持ちを忘れず強敵に挑む。目標のベスト16進出を懸けた相手はAシードの御所実(奈良)だが「全力を出して、勝ちに行きたい」。

170センチ、98キロのがっしりした身体に人なつっこい笑顔がトレードマーク。守備位置はスクラムの要のPR。四日市市立大池中までバスケットボールに取り組み、高校入学当時75キロだった体重を1日5回の食事で98キロにまで増量した。

「愚痴が少なく、マイナスなことを言わない」(保地直人監督)性格で、チームの雰囲気作りにも心を砕いてきた。最上級生になってハードなフィットネス練習が増えたが「雰囲気を悪くしたくない。できるだけプラスの声かけをしよう」と心がけてきた。

キャプテンを務めるのは初めての経験。2年連続の花園初戦敗退に泣いた昨年の全国大会以降、「新チームではきつい練習をやろうと思ったので明るい子をキャプテンにしたかった」という保地監督の指名で、人生初の主将に就任した。

28日の1回戦で近大和歌山を下し、3年ぶりの花園1勝は挙げたが初戦の緊張感もあり持ち味の“走るラグビー”は影をひそめた。16強入りが懸かる大一番で、1年間の集大成を見せたい。「世間の人は相手が勝つと思っているけど自分たちは1年、ベスト16を目標にやってきた。後半まで全力で、走りきりたい」。