神宮へ「伊勢醤油」奉納 江戸時代の味再現 三重

【伊勢醤油の樽を担いで宇治橋を渡る参列者ら=伊勢市の伊勢神宮内宮で】

【伊勢】三重県伊勢市宇治中之切町のしょうゆ製造販売「伊勢醤油本舗」は28日、熟成を終えできたばかりの「伊勢醤油」5樽(360リットル)を伊勢神宮内宮に奉納した。

1年の無事に感謝を込め、毎年奉納を続けている。紋付羽織姿の三林憲忠会長と上野毛戸(うえのもと)宏社長、そろいの法被を着た社員ら約50人が、内宮前のおかげ横丁にある本店から樽を担いで歩き、内宮宇治橋を渡って納めた。

上野毛戸社長は「令和の新時代を迎え、三重の『地しょうゆ』としての味わいはそのままに、販売や加工で新しい取り組みをしていきたい」と話した。

同社が製造する伊勢醤油は、江戸時代に伊勢で使われていたしょうゆの味わいを再現した。県産の丸大豆や小麦を原料に使い、深いうま味と香りを併せ持つのが特徴。奉納は年末恒例で28回目。