2019年12月28日(土)

▼不確実な時代と言われる世相とは関係ないが、鈴鹿市体育協会が市施設の指定管理で3千万円の利益をあげたことに対し、市スポーツ課長が「一法人の繰越金。県が指導していない状況の中、市が強く言えない」

▼県が指導? 県は目をぱちくりしたか、日ごろ「市町を指導する立場にない」が口癖だが、市体協はNPO法人で県の認可であることを突かれ、理屈と逃げ足の速さは抜群と我が身に照らし感心したか。それとも、会長も専務理事も事務局トップも市OBなのに責任逃れかと、我が身を棚に憤慨するか

▼市の意向で市体協の随契だった指定管理を、選定委員会の反発で入札に戻して民間が落札した途端、市議会がひっくり返した指定管理。改選で議会が一転して体協追及に回り、その変わり身に出遅れた市当局が慌てて体協から離れる

▼モリカケや桜を見る会で国会や官僚がどう動くかの地方自治版を見るようでおもしろい。市施設内の自販機設置をスペース貸与で体協に許可したのは実質”闇補助金“ではないかという住民監査請求への市監査委員の結論もその一つ。知恵を尽くし棄却、一部却下しながら文末の「意見」で「請求人の主張にも耳を傾けるべき点は多い」

▼鈴鹿市は「監査委員の役割」について「市民に代わって、市民のために、市の行財政について」監査すると記す。その市民の何に「耳を傾けるべき」か、説明はない。市に代わって市のために、ではないか

▼県体協のように市長を会長にし、無競争入札を繰り返せば波風は立たなかったと、県の巧みさに市職員は感心しているかもしれない。