紀北町の係長、239万円横領 共済掛け金など、停職6月 三重

【謝罪する尾上町長(中央)ら=紀北町役場で】

【北牟婁郡】三重県紀北町の町職員組合の共済掛け金などを横領していたとして、町は26日、40代の男性係長を停職6月の懲戒処分としたと発表した。

係長は平成23年から同28年までの間、組合の共済担当という立場を利用し、町職員の給料から引き落とされた共済掛け金など239万6010円を横領していた。横領した金はカードローンの返済に充てていた。

組合は管理職を除き、任意で入ることができ、112人いる。係長は職員の給料から引き落とされる掛け金などの引き落とし額を総務課の担当者に報告したり、掛け金を全労済自治労共済本部などへ振り込む業務などをしていた。

27年度に組合の役員と全労済職員が共済への加入促進活動を行った際、25―26年の共済掛け金割り戻し金70万8745円が加入者に還付されていないことが発覚。さらに自治体職員互助年金掛け金を4年間過大徴収し、私的に流用していたことも分かった。

組合が今年10月29日に町へ報告。町が係長に聞き取り調査した。すでに返済されているため刑事告訴はしない。

尾上壽一町長は「町民の皆様の信頼を著しく損なった」と陳謝した。