全国高校駅伝 四工、ほぼ全員目標タイム上回る 都大路で快走 三重

【レースを振り返る四日市工の松尾監督=西京極陸上競技場で】

16年ぶりに都大路に帰ってきた四日市工が2時間3分50秒の県高校新記録をマーク。伊賀白鳳が3位入賞した2013年の全国高校駅伝で樹立した2時間3分55秒を上回る快走を見せた。記念大会のため例年より11校多い58校が出場しており、最終順位は当初の目標の8位でなく15位だったが、3年生の山中は「四日市工の新しい歴史を作りたかった。うれしい」と声を弾ませた。

各校のエース級が顔をそろえた1区で17位でタスキをつないだ3年生の伊藤は、冷静な走りが光った。個人の目標として「区間10位以内」を掲げていたが、中盤以降の上り坂で先頭集団から離され「後続のためにも自分のペースで走ろう」と思い直した。5000メートルの自己ベスト14分7秒61の走力を発揮し、目標タイム以上の29分37秒をマークした。

残り6人もほぼ全員が目標タイムを上回り、区間10位台で粘った。3区の山中は、大会の約2週間前に発症した帯状発疹の影響で十分な走り込みができなかったが、1区に次ぐロング区間の3区で区間16位と健闘。「チームの皆が走らせてくれた。100パーセントの力を出そうと思った」と仲間への思いも口にした。

トラックに入ってからも1人を抜く粘りを見せた2年生アンカー小林は「ミスのない走りをしようと最後まで冷静に走れた」と話す一方、「ゴールタイムには結構驚いている」。「2時間5分台は行くと思ったが2時間3分台は想定していなかった」と話す松尾監督は「3年生が作った流れに2年生も乗ることができた。全員が頑張った」とねぎらった。