虫歯、全国平均上回る 学校保健統計調査 7歳除く5―17歳で 三重

三重県は20日、本年度の学校保健統計調査結果(速報値)の県内分を発表した。調査の対象となった5―17歳のうち虫歯のある子どもの割合は、7歳を除く全ての年齢で全国平均を上回った。県内では、少なくとも平成18年度から虫歯の割合が全国平均を上回り続けており、県教委は「歯磨きの習慣を意識付けたい」としている。

調査結果によると、県内で虫歯がある子どもの割合は、8歳の55・2%が最も高く、17歳の51・1%が続いた。このうち県内の7歳児だけが全国平均(46・78%)を下回った。

学校種別では、幼稚園、小学校、中学校、高校のいずれも虫歯の割合が全国平均を上回ったが、中学校以外では改善。県内では18年度以降、ほとんどの年齢で虫歯の割合が全国平均を上回っている。

県教委保健体育課は「虫歯の子どもの割合が全国平均を上回り続けていることを重く受け止めている。フッ化物を使った予防法の推進や歯磨き指導の充実で、虫歯を減らしたい」と話した。

また、身長と体重、年齢などから算出した肥満度がマイナス20%以下の痩身(そうしん)傾向児の割合では、男子の6歳児が1・60%と、全国で最も高かった。肥満傾向児の割合は、5・05%だった女子の14歳が全国で最も低かった。

アトピー性皮膚炎のある子どもの割合は、12―14歳を除く全年齢で全国平均より低かった。花粉症などの鼻・副鼻腔(びくう)疾患の割合は、12歳を除く全年齢で全国平均を下回った。

身長と体重の平均値は前年度と比べて大きな変動はなかった。本年度の調査結果を親世代に当たる平成元年度と比較すると、体重、身長ともに多くの年齢で本年度が上回った。

親世代との体格差が最も大きかったのは、男子の13歳。身長は2・1センチ高く、体重は1・7キロ増えた。女子では身長が10歳児で1・1センチ高くなり、体重が17歳で0・9キロ増えた。

調査は文部科学省が昭和23年度から毎年実施している。子どもの発育や健康状況を把握し、施策や研究に反映させることが目的。県内では幼稚園、小中学校、高校の計157校の6万4582人を対象とした。