経営成功の秘訣語る 津で学生向け企業家育成経営塾 三重

【経営経験を語る横川氏(中)と伊藤氏(右)=ホテルグリーンパーク津で】

中小機構中部本部と三重県信用保証協会は20日、津市羽所町のホテルグリーンパーク津で、学生向けの企業家育成経営塾を開いた。ファミリーレストラン大手「すかいらーく」(東京)の創業者で高倉町珈琲(東京)の横川竟会長と、美濃焼のカネコ小兵製陶所(岐阜県土岐市)の伊藤克紀社長が県内の大学生や短大生ら約80人を前に経営の失敗談や成功の秘訣(ひけつ)を語った。

学生に将来の選択肢の一つとして企業経営を考えてもらおうと、協会と中部本部が初めて企画した。横川、伊藤両氏が講演した後、トークセッションを実施。中部本部の中小企業支援アドバイザー、道家睦明氏が司会を務め、両氏に経営の楽しさや失敗談を尋ねた。

横川氏は、中国で発注したメロンが届かず、当初予定していた原価を大幅に上回る値段で静岡県から仕入れた経験を紹介。「6千万円損したが、お客さんの信用にはつながる。信用の積み重ねがブランドになる」と語った。

伊藤氏は「焼き物はちょっと色が違ったり、穴が空いたりしているのは仕方ないという人がいる。海外ブランドと組んだとき、それではだめだった」と説明。「品質管理が大事。『これくらいならいいや』ではいけない」と述べた。

参加者した学生らは「二人が昔から継続的に取り組んでいることはあるか」「社員をどう動かし、どうやって意見を引き出すのか」などと質問していた。