
ラグビーの世界選抜チーム「バーバリアンズ」女子メンバーに国内から初めて選ばれ、11月の英国ウエールズでの試合に出場した三重パールズの齊藤聖奈主将(27)=住友電装=が19日、県庁を訪れ、鈴木英敬知事に「選出は感動。いい経験になった」と感想を述べた。
大阪府出身で守備位置はFW。キャップ数は国内歴代女性選手最多の23で2017年女子ワールドカップ(W杯)アイルランド大会では日本チーム主将を務め全試合フル出場した。
今回南早紀選手(横河武蔵野)とともに日本女子として初参加。11月30日のウエールズ代表戦で、日本代表チームと三重パールズの靴下を履いて後半からフッカーとして出場し、29―15で勝利した。
現地で交流した各国のスター選手について「体格や技術の違いの上に試合を楽しむ姿が印象的だった」と述べ「自分たちが楽しめば見る人ももっと楽しめると思った」などと語った。
バーバリアンズ男子メンバーには過去、国内から今年のW杯日本大会ベスト8入りに貢献した田中史朗選手ら5人が選出。2021年の三重とこわか国体優勝と並び女子ラグビーW杯ベスト8を主要目標に掲げる齊藤選手は「今年男子代表から刺激を受けたので女子も活躍し、日本に勇気と感動を与えたい」と語った。