中高生にLINEで防犯啓発 三重県警、SNS被害増加で

【三重県警がLINEに配信するSNS犯罪への注意を促す広告】

会員制交流サイト(SNS)の利用で子どもらが性犯罪被害などに遭うのを防ごうと、三重県警は20日から、無料通信アプリ「LINE」に県内の中高生を対象とした啓発広告を配信する。全国初の試みで夏に続き、2回目。広告を開くと、県警のホームページ(HP)へ飛ぶ仕組みで、来年1月19日までの31日間配信する。

県警少年課によると、SNSの利用をきっかけに犯罪被害に遭った18歳未満の子どもらは年々増加し、平成29年には全国で過去最多の1813人に上った。県内でも昨年、17人の子どもが裸の写真を送信させられるなどの被害に遭った。先月には、大阪市の小学6年の女児がSNSで知り合った男に栃木県まで誘拐される事件が起こり、社会問題となっている。

広告は「LINEニュース」などに掲載する。LINE社が若者に人気のあるスタンプの購入履歴などから年代と地域を特定し、県内の中高生向けに配信。広告の掲載時期は、子どもらの自由時間が増える冬期休暇に合わせた。

県警のHPでは動画や漫画などでSNSに起因する犯罪を紹介。「SNS犯罪被害回避チャレンジ」と題したクイズもある。子どもらに興味を持ってもらうため、県警は今回、県立津商業高校の生徒らに意見を聞き、HPの内容を改良した。トップページの上部に「漫画」「動画」などの4項目を並べ、内容を分かりやすくしたという。