元伊賀署巡査、窃盗認める 懲役1年6月を求刑 津地裁初公判

三重県伊賀市内の住宅に侵入し、室内を物色したなどとして、窃盗罪など3つの罪に問われた伊勢市東大淀町、元伊賀署地域課巡査、大﨑雄人被告(21)=懲戒免職=の初公判が18日、津地裁(田中伸一裁判官)であり、大﨑被告は起訴内容を認めた。検察側は懲役1年6月を求刑し即日結審した。判決は来年1月9日。

起訴状などによると、大﨑被告は10月15日昼、伊賀市西山の男性(65)の住宅に窃盗目的で侵入し、室内を物色したとされる。9月28日朝には同署会計課で、男性事務官の机の引き出しから現金5万5千円を盗み、翌29日夜には同署刑事課で、署員のバッグにあった財布から現金3万円を盗んだとしている。

冒頭陳述で検察側は「自動車やバイクをローンで購入し、その支払いに追われていた。今年7月からは交際相手と同居するために家を借りるなどし、費用を消費者金融から借金したことでその支払いにも追われるようになった」と述べた。

検察側は論告で、短期間で繰り返された犯行を「手慣れている上、大胆であり、盗癖が顕著」と指摘。侵入した住宅は、当時大﨑被告が勤務していた同署丸の内交番の管轄内だったことから「地域住民の警察に対する信頼を害した点も軽視できない」と述べた。

大﨑被告は弁護側の被告人質問で、盗みを働いた理由について「金銭管理もままならないままアパートの契約をし、気付いた時には借金でどうしようもない状態だった」と説明。既に親に借金をしていたことなどから消費者金融を頼り、最後には「盗むしかない」と考えるようになったと述べた。

弁護側は最終弁論で「既に懲戒免職され、社会的制裁を受けている」などとし、執行猶予付きの判決を求めた。

一方、県警は11月29日、同署官舎や丸の内交番で、昨年11月から今年6月にかけて現金計7万円を盗んだとし