<冬の主役>バスケ男子・海星 速攻生かし全国1勝を

【海星高校】

11月開催の全国高校バスケットボール選手権大会(ウインターカップ)県予選決勝で大会8連覇中の四日市工を97―62で下して県内主要大会で初優勝した。ウインターカップでは初の全国1勝を目指し、3年連続12回目の出場となる長崎西との1回戦突破に挑む。

スタメン5人の平均身長は176・8センチで決して大型チームではない。PGの鈴木斗季也(3年)とSGの川合雄星(3年)の両ガードを中心とした素早い攻守の切り替えからの速攻が生命線だ。

鈴木、川合はともに鈴鹿市立白子中出身。高1から公式戦に出場し、経験を積んだ。約1年前、鈴木と川合の守備位置を入れ替えたことでより攻撃的な試合運びが可能になった。

四日市工に70―79で敗れて準優勝した今年春の県高校総体以降「速攻がさらに速くなった」(鈴木)。高いジャンプ力のSF石川修哉(3年)ら他メンバーとの連携も深まり、ウインターカップ予選の決勝では石川がチーム1の28得点をマークした。

2013年春からチームを率いるのは四日市工や四日市西を率いてウインターカップやインターハイに出場した前原康二監督(67)。2000年代前半、それまで実績のない四日市西を県内トップ校に引き上げた経験も持つ同監督のモットーは「選手の個性を見たチーム作り」だ。

指導者としての長年の経験はポジションの見極めにも生かされる。新チームになって新しい司令塔となった鈴木は視野の広さと巧みなパスでより多くの得点機を演出。もともと外角からのシュートが得意だった川合の持ち味も生かす結果となった。

初陣を控える選手たちは「県代表として初戦を突破し(2回戦で)インターハイ2位校(北陸)にチャレンジしたい」(川合)と意気盛ん。前原監督は「これが海星のバスケというところを見せて欲しい」とエールを送る。