「空飛ぶクルマ」実現へ実験 南伊勢町で共同事業体 ドローン使い自動飛行 三重

【ドローンを使った実証実験に臨む参加者=南伊勢町のみどりの一里塚公園で】

【度会郡】「空飛ぶクルマ」の実現に向けたドローン(小型無人機)の実証実験が17日、三重県南伊勢町宿浦のみどりの一里塚公園であり、県や受託事業者である「みえ空の移動革命社会実装共同事業体」が課題抽出に向けた実験に臨んだ。

ドローンをはじめとする空の移動手段を実現させることで、交通や観光、防災など様々な地域課題解決に生かそうと、経産省と国交省や三重など5都府県が進めている取り組みの一環。

県内では観光など産業活用を見据えた実験として、11月の熊野市内での実験を皮切りに、年度内に鳥羽を含めた3市町での実験を予定。また志摩市では、物流を見据えた実験開催も予定しているという。

この日は、観光業界での活用に向けて、ドローンを使った目視範囲外での自動飛行実験を実施。共同事業体に参加する航空会社「テラ・ラボ」(本社・愛知県春日井市)が用意した大型ドローンを使い、同公園から約700メートル離れた宿浦漁港までを往復するデモ飛行の後、付近の離島、葛島の周囲約3キロを約150メートル上空から自動飛行させて離着陸の誤差などを調べた。

テラ・ラボ企画制作部の井上健司部門長(44)は「より長距離の自動航行を実現させて産業利用活用に向けた情報を提供したい」と話した。また同じく事業体に参加するJTB三重支店の小島博観光開発プロデューサー(50)は「観光を通じた地域実現につなげていきたい」と話していた。