鈴鹿サーキットや定期船航路 聖火リレーの県内ルート 三重

【聖火ランナーが走る予定の国道23号=津市栄町1丁目で】

三重県は17日、来年の東京五輪で全国を巡る聖火リレーについて、県内ルートの詳細を発表した。来年4月8―9日の2日間でランナー184人が県内約42・1キロを走る。鈴鹿サーキットのレーシングコースや定期船航路などユニークなルートが明らかになった。

県は6月に聖火リレーの県内ルートを公表した際、ランナーが走る具体的な道路は明らかにしなかった。県の実行委員会は大通りや通過市町の名所を経由させて5月下旬に県内ルートの詳細を決定。大会組織委員会による現地確認などを経て公表した。

初日の8日は、四日市▽鈴鹿▽亀山▽津▽鳥羽▽伊勢―の6市をランナー99人が走る。総距離は26・9キロ。

第2区間の鈴鹿市では、ランナーが鈴鹿青少年の森の中をサーキット道路まで進んだ後、場所を鈴鹿サーキット内に移してレーシングコースの一部を走行。再び場所をサーキット南方の一般道に移して鈴鹿スポーツガーデンまで走る。

第5区間の鳥羽市は佐田浜東公園から鳥羽マリンターミナルまでランナーが走った後、ランナー1人が市営定期船に乗り込み、聖火を離島の答志島に運ぶ。答志島の和具港から答志海女小屋前までを再びランナーが走ってつなぐ。

2日目の9日は、伊賀▽名張▽松阪▽大紀▽紀北▽熊野―の6市町を85人でつなぐ。総距離は15・2キロ。

第3区間の松阪市は、松坂城跡から御城番屋敷を経て大手通を抜け、旧小津清左衛門家に向かう。県道60号を南東に進み、県道20号を通って松阪駅南口までランナーが走る。

第5区間の紀北町は熊野古道の馬越峠を登り口から夜泣き地蔵前まで、ランナー3人が石畳を進む。

実行委は県内ルートを走るランナーのうち、29人を公募、15人を推薦で決める。7―8月に募集した公募枠のランナーは、今月26日午後に公表する予定。推薦枠については来年1月以降に発表する。残りは大会組織委やスポンサー企業が決める。

聖火リレーは来年3月26日に福島県の「Jヴィレッジ」を出発し、121日間かけて全47都道府県の857市区町村を巡る。7番目の三重県は愛知県から聖火を受け継ぎ、次の和歌山県につなぐ。7月24日の開会式で聖火台に点火される。