伊勢市職員2人を戒告処分 国史跡内工事巡り損害 三重

【伊勢】国史跡離宮院跡(三重県伊勢市小俣町本町)内の工事を巡り、工事内容の変更を文化庁に報告しなかったことで工事が中止となって損害が発生したとして、市は16日、同市教委文化振興課課長補佐級の男性職員(54)と、維持課課長補佐級の男性職員(52)の2人を戒告の懲戒処分、管理監督責任で上司5人を文書訓告処分としたと発表した。

同市教委文化振興課によると、小俣まちづくり協議会を発注主とする同史跡内の野外ステージ設置工事で、担当する維持課職員が当初から工法を変更したことを文化振興課に伝えず、また文化振興課職員が必要とされる文化庁への許認可申請をしなかったため、途中で工事が中断。同協議会への損害賠償と原状回復費用として計約65万円の損害が発生したという。

維持課職員は同協議会に対し、史跡の占用許可の申請に必要な手続きの説明や指導も怠っていたという。

理由について、当初の工法を示す図面が手書きで、変更後の図面が清書されていたことから、内容そのままに清書された物を受け取ったと勘違いしたとしている。文化振興課の山口一馬課長は「窓口での受付や相談を適正に行い、再発防止に努めていきたい」と話した。