正月に向けてお屠蘇づくり 鳥羽で旅館関係者ら23人 三重

【お屠蘇を小袋に分ける参加者ら=鳥羽市の鳥羽商工会議所で】

【鳥羽】鳥羽商工会議所は16日、三重県鳥羽市大明東町の同商議所で新年に向けた「お屠蘇づくり講習会」を開き、旅館関係者など23人が参加した。

新年に身を清めて福を呼び込むお屠蘇の習慣は、中国から平安時代、嵯峨天皇の時代に国内に伝えられて広まったとされている。

当時の格式をまとめた「延喜式」には、原材料の橘が伊勢地方から献納されたと記されており、同商議所では古木が残る鳥羽の答志島をその産地として、毎年この時期に同地区の橘(ヤマトタチバナ)を使ったお屠蘇づくりを開いている。

市内の旅館関係者や橘の特産品開発に関わった関係者らが参加。山口県萩市の「長全堂薬局」漢方薬生薬認定薬剤師の村岡逸朗さんと、京都薬科大付属薬用植物園の月岡淳子さんの講話の後、橘など7種類の生薬を混ぜたお屠蘇を1グラムずつ1000個の小袋に分けた。

作成したお屠蘇は市内各旅館やホテルで新年に振る舞われる。同商議所総務課の小林かおり課長は「これを機に鳥羽の橘を市内外に紹介したい」と話した。

同商議所ではこのうち百袋を今月27日まで無料配布する。なくなり次第終了。問い合わせは同商議所=電話0599(25)2751=へ。