松阪肉牛共進会第一席獲得を祝福 知事と大紀町長が一対一対談

【地元児童から歓迎を受ける鈴木知事(左端)と谷口町長(右端)=大紀町の野原集会所で】

【度会郡】鈴木英敬三重県知事と谷口友見大紀町長による一対一対談が13日、同町野原の野原集会所であり、町民ら約300人(主催者発表)が見守る中、農林水産業や少子高齢化対策などについて意見を交わした。

鈴木知事は冒頭、先月下旬に松阪市内で開かれた松阪肉牛共進会で同町七保地区の肉牛が三年連続第一席を獲得したことを祝福。「子牛の購入助成によりコストが下がり技術レベルも上がっている。大きな効果を上げている」と評価した。

また、イノシシやシカ、サルによる獣害被害額が平成20年から十年間で大幅に減少しているとし、「集落全体で捕獲し、周辺管理による取り組みの結果」と述べた。一方、被害額の減少はまだ体感できるほどではないとし、侵入防止柵の設置など小規模農家への対策を課題に連携を進めるとした。

少子高齢化対策については、谷口町長が新生児への祝い金事業や医療費助成、来年1月からのC(コミュニティ)バス増便計画など町政の取り組みを紹介。「県と連携して取り組みたいので指導をよろしくお願いします」と述べた。

鈴木知事は県の合計特殊出生率が全国一位の伸び率だった一方、人口10万人当たりの糖尿病の割合など健康を示す成績が低かったとして、健康づくりの強化策を紹介。高齢者の事故増加に伴う運転免許証の返納にも触れて「返納者が安心して乗れる公共交通機関をしっかりやってもらうのはありがたい」と話した。