
【尾鷲・南牟婁郡】三重県尾鷲市の尾鷲港と紀宝町鵜殿の鵜殿港で13日、今季初のサンマの水揚げがあった。
鵜殿港では、御浜町の阿田和大敷漁業生産組合の大型定置網に入った約3トンのサンマが水揚げされた。
尾鷲港では、同市梶賀町の梶賀大敷が操業する大型定置網に入った730キロのサンマが水揚げされた。
梶賀大敷の濵中靖人代表(72)は「サンマはめったに定置網で取れないので、取れて良かった」と話した。
県水産研究所の岡田誠主幹研究員(48)は「この時季にサンマが定置網に入るのは珍しい。卵を産むための場所を求めて南下するルートに定置網があったため、サンマが入ったのではないか」と話した。