四日市 研修生ら初の窯出し やきものたまご創生塾 三重

【焼き上がった作品に見入る研修生ら=四日市市東阿倉川の県工業研究所窯業研究室で】

【四日市】萬古焼の技術者を育成する「やきものたまご創生塾」の研修生4人が11日、三重県四日市市東阿倉川の県工業研究所窯業研究室で「窯出し」に取り組んだ。初めて焼いた作品を窯から出した。

窯の扉を開け、作品を載せた台車を引き出すと、湯飲みや茶わん、鉢、コーヒーカップなど、焼き上がった約300点が顔をのぞかせた。指導にあたった津市河芸町赤部の松本尚(たかし)さん(64)は「釉薬(ゆうやく)の厚みもかかり具合もいい」と合格点を出した。

7月から研修を受ける4人は、ろくろで成形し絵付けや釉薬を施した作品を窯詰めし、9日に火を入れた。

陶芸家を目指す最年少の堀由奈さん(24)=愛知県東郷町=は「まだまだだと思う。もっとうまくなりたい」と話した。

創生塾は、萬古陶磁器工業協同組合が平成19年度から開く。本年度の研修は来年3月まで。