福島に職員2人派遣 四日市市、市地町の台風災害復旧で 三重

【記者会見する森市長=四日市市役所で】

【四日市】三重県の森智広四日市市長は11日の定例記者会見で、台風19号で浸水被害を受けた福島県新地町の下水道処理場「新地浄化センター」の復旧支援のため、技術職員2人の派遣を決めたと発表した。同町長から地方自治法の規定に基づく職員の派遣要請を受けた。期間は来年3月末までだが、復旧工事は来年10月ごろに竣工(しゅんこう)予定で、来年度も更新する見込み。最初の派遣は今月23―25日。

派遣されるのは、上下水道局技術部の機械技師1人と電気技師1人。復旧工事の進捗(しんちょく)に応じ、工事設計、工事発注や竣工検査など必要な時、おおむね1カ月に1回程度、3日ほどの短期間派遣される。

同町では浄化センターの建屋地下部が水没し、甚大な被害が発生したが、同町には機械技師と電気技師がおらず、施設復旧に向けて対応が困難な状況。加えて同県内で34施設、17処理場が被災しており、県や近隣自治体の支援も得られないため、東日本大震災の復興支援を行った同市に対し派遣要請があった。

同市では、東日本大震災の復興支援として、震災翌年から6年間、同町役場へ入れ替わりで4人の土木職員を派遣し、新地駅周辺被災市街地復興土地区画整理事業などの設計、施工、監理などに携わった。派遣への感謝と友好の懸け橋の証しとして、同町を流れる砂子田(すなこだ)川には「四日市橋」と命名された人道橋が造られている。