鳥羽 坂手島の一本釣り漁紹介 海の博物館で企画展 三重

【坂手島の漁師らが使っていた漁具などが並ぶ会場=鳥羽市浦村町の海の博物館で】

【鳥羽】三重県鳥羽市浦村町の市立海の博物館で、企画展「坂手島~島を支えた伝統の一本釣り」が開かれている。同市の離島・坂手島の漁師らが手作りしていた伝統の漁具などを展示し、かつて盛んだった一本釣り漁の歴史や漁師たちの暮らしを伝えている。

坂手島は、島の周囲3・8キロと市内の有人離島の中で最も小さく、現在は300人余りが暮らす。古くから一本釣り漁を生活の糧にしてきたが、昭和から平成にかけ、漁獲量の減少などを背景に漁師は減少し、かつての漁法も衰退した。

企画展では、地元の坂手郷土資料保存会や島民らから同館に寄贈された漁具や資料の中から約700点を展示。タイの一本釣りに使った道具や釣り針を作るための鋳型、フグの皮で作った擬餌針やカツオ漁の擬餌針、アワビやサザエを捕る道具など工夫を凝らした漁具類を紹介している。一本釣りの漁船「チョロ」の模型や海上の安全を願う御札、昭和4、50年代の島の風景や祭りの写真もある。

開催期間は、来年3月31日まで(12月26―30日、来年3月2日―13日は休館)。22、1月12日、2月23日、3月22日の午前11時には、平賀大蔵館長による展示ガイドがある。

問い合わせは同館=電話0599(32)6006=へ。