三重県議会常任委 積み立て見通し問う 県債管理基金で指摘

【当初予算の要求状況に質疑する予算決算常任委員会=県議会議事堂で】

三重県議会予算決算常任委員会は9日、令和2年度の当初予算要求状況に対する総括質疑があった。県が借金の将来的な返済に充てる県債管理基金への積み立てを財政難を理由に2年連続で見送った問題への指摘や、積み立ての見通しを問う声が上がった。県当局は「できる限り積み立てたい」との考えを示す一方、来年度予算の積み立てについては「編成作業はこれから」として明言を避けた。

積み立ての見通しについて尋ねたのは、舟橋裕幸委員(新政みえ、7期、津市選出)。「積み立ての先送りは禁じ手と言われる。3回も続けば常態化してしまうのではと危惧している」と指摘した。

紀平勉総務部長は、来年度当初予算で約73億円の積み立てを要求したと説明する一方で「予算編成はこれから。歳入と歳出のバランスを見て検討したい」などとし、確実な積み立てへの明言は避けた。

さらに、舟橋委員は2年後の三重とこわか国体・とこわか大会(全国障害者スポーツ大会)の基金についても「100億円が必要だと言われるが、現状の15億円で良いのか」と述べ、積み立ての見通しを尋ねた。

辻日出夫国体・全国障害者スポーツ大会局長は「必要な額を積めていないのは事実だが、既に全体の要求額が歳入見込みをオーバーしている」とし、来年度当初予算の要求額は2億円にとどまったと明かした。

また、小林貴虎委員(自民党県議団、1期、津市)は、子どもの虫歯予防に効果があるフッ化物洗口を小学校などで実施するよう要請。「学校でフッ化物洗口を実施することの効果は明々白々だ」と訴えた。

福井敏人医療保健部長は「乳歯から永久歯に生え替わる時期にフッ化物洗口を実施することは、大変な効果があると言われている。当然にして、小学校も実施を拡大する施設の対象にしている」と説明した。