飲酒運転者の受診義務化を 中嶋県議長、条例改正に意欲

中嶋年規県議会議長は7日、津市で開かれた交通安全県民大会のあいさつで、飲酒運転をした県民に医療機関への受診を呼び掛ける「飲酒運転0(ゼロ)をめざす条例」について「必要な改正をしていきたい」と述べた。受診しなかったことへの罰則はなく、完全には義務化していないことに疑問を呈した形。改正されれば施行以降で初となる。

同条例は、議員提案によって平成24年に可決・施行された。県内外で飲酒運転の摘発を受けた県民に医療機関でアルコール依存症の有無を調べる診断を受け、結果を知事に報告するよう求めている。

一方、受診や報告をしなかったことへの罰則は設けておらず、議員からは「事実上は義務ではない」との指摘もある。条例の施行以降、受診率は50%を下回り続け、平成30年度も46・8%にとどまる。

中嶋議長は大会のあいさつで「条例は飲酒運転をした人に二度と飲酒運転をさせないよう、アルコール依存症に関する受診を求めているが、残念ながら義務化には至らなかった」と述べた。

その上で、県内で飲酒運転による人身事故が年間で40件に上ると指摘。「条例はいつまでも変えてはならないものではない。知事や県警本部長と相談しながら、必要に応じて改正していきたい」と述べた。