北畠時代の山城網羅 「松阪の城50選」発刊 阿坂や大河内70数カ所調査 三重

【「松阪の城50選」を披露する松本会長(右から3人目)ら=松阪市役所で】

【松阪】松阪山城会の松本薫会長(84)ら6人は6日、三重県の松阪市役所で竹上真人市長と面会し、市内の山城を網羅した「松阪の城50選」(税込み千円、A4判カラー70ページ)を寄贈した。

同会は平成28年に結成し、2年かけて阿坂(白米)城や大河内城など北畠時代の城70数カ所を調べ、2年がかりで編集した。千部発行し、市内の小中高校と図書館、公民館などへ194冊贈呈する。

各城について「城への道」「城の縄張り」「城の歴史」を解説。遺構の残存状況を3段階で評価し、「現地へ行って、これが城か?」と思うのは星一つ。

メンバーは「遺構は放っておくと埋もれる。地元の人も知らない。なくなっていくのはさみしく、記録に残しておきたいと思った」と刊行の動機を語った。

会員が新たに見つけた山城もあり、独自に測量して作成した地図が10カ所余りで登場。「何遍も山に登って正確を期した」とアピールした。

住民協議会と協力して登城路を造った場所もあり、「観光資源としていきたい」と意気込んだ。

松本会長は「蒲生氏郷以前の230年に及ぶ北畠の時代に関心を持ってほしい。遺構の保全に力を貸してほしい」と話した。

購入ははがきで申し込む。宛先は〒515―0063松阪市大黒田町1850―5高瀬孝二さん。