伊勢総合病院が大規模訓練 大地震想定 「災害拠点」指定受け初 三重

【自衛隊ヘリで移送された傷病者役を担架で運ぶ医師と看護師ら=伊勢市楠部町の市立伊勢総合病院で】

【伊勢】大規模災害時に患者を受け入れる災害拠点病院に指定されている三重県伊勢市の市立伊勢総合病院で5日、大地震を想定した合同防災訓練が実施された。医師や看護師、伊勢志摩地域の消防隊、陸上自衛隊明野駐屯地、地域住民ら計約200人が参加した。

地震発生時に病院機能を維持し、迅速に傷病者の治療ができるよう各機関と連携。同院が9月に災害拠点病院の指定を受けてから初の大規模訓練となった。

震度6強の大地震が発生し、市内で8千人の負傷者が出ている想定。地震発生後、院内に災害対策本部が設置され、情報伝達の手順を確認。

玄関横では、傷病者役の住民らを医師や看護師らが迎え入れ、負傷の状況で治療の優先順位を決めるトリアージで対応を指示した。

屋上ヘリポートには、重傷患者役を搬送してきた自衛隊ヘリが到着し、同乗してきた医師らが運び入れた。消防隊による救助訓練もあった。

原隆久院長(63)は「災害拠点病院としての訓練を取り入れた。訓練は繰り返すことが大切。関係機関と連携を取りながら、地震やあらゆる災害に備えたい」と話していた。