正しいURLか確認を 専門家ら注意喚起 津でサイバーセミナー 三重

【フィッシング詐欺を疑似体験する参加者=津市一身田上津部田で】

全国で急増するインターネットバンキングの不正送金被害などへの対策を紹介するサイバーセキュリティセミナーが4日、三重県津市一身田上津部田の県総合文化センターであり、関係企業などから約百人が出席した。大手サイバーセキュリティ企業「トレンドマイクロ」の担当者が同詐欺の手口を紹介。「不用意にメールやSMS添付のURLを開かず、正しいかを確認してほしい」と説明した。

県警や百五総研、三十三総研、三重大、鈴鹿高専、鳥羽商船などでつくる産官学連携団体「三重サイバーセキュリティ・アイザック」の主催。参加者は主催者側が用意したサイトを使い、不正送金被害の多くを占める「フィッシング詐欺」の被害を疑似体験した。

担当者は「オンラインバンキングが第三者に利用されている」など、緊張感をあおる内容のSMSに注意するよう指摘。パソコンの場合、SMSやメールに添付されるURLにカーソルを合わせると、アンダーバーに本当のアドレスが表示されるので見分けがつくことなどを説明した。その上で「ネットバンキングサイトを『お気に入り』に登録し、そこからアクセスした方がいい」と語った。

また、金融機関には顧客が不正送金被害に遭った際の補償制度があると紹介。「フィッシングはパソコンを使った詐欺。制度をきちんと確認してほしい」と呼び掛けた。

NTT三重のシステムエンジニア仁王頭(におうず)和哉さん(40)は「社内研修で怪しいメールは開かないように言われているが、いざ来たら引っかかってしまうかもしれない。個人でインターネットバンキングも持っているので、メールが来たら怪しい点がないかよく確認したい」と話していた。