採れたてイチゴを農家直売 倉野さんが「伊勢苺園」オープン 三重

【イチゴ農園の敷地内に直売所「伊勢苺園」をオープンした倉野さん=伊勢市小俣町元町で】

【伊勢】採れたてのイチゴを販売する農家の直売所「伊勢苺園」が、三重県伊勢市小俣町元町に今月オープンした。同所でイチゴを栽培する倉野佳典さん(37)が「完熟したイチゴを、本当においしい状態で食べてほしい」と、ハウスが立ち並ぶ農園の一角に開いた。

倉野さんが育てるのは、大粒で香り高く、ジューシーさが特徴の「かおりの」。農産物を栄養価で評価する「オーガニックエコフェスタ2019栄養価コンテスト」で最優秀賞を受賞した自慢のイチゴだ。「どこで買えるのか」「直接買いたい」という客の声もあって直売を計画。販売スペースや看板など手作りで準備を進めた。時期によって変動するが、一パック550円~販売する。果実の中まで赤い新品種「よつぼし」もある。

かつてイチゴの産地だった同町で、平成23年に営業職から農家に転身した倉野さん。未経験ながら水や土壌にこだわり、温度や湿度、CO2量などハウス内の管理に試行錯誤し、イチゴに情熱を注いできた。今は30アール、ハウス12棟で栽培に励む。

今後、イチゴ狩り体験も限定的に始めるという。「冬は糖度が高く濃厚で、春は爽やかな味わいになる。産地で新鮮なイチゴを楽しんでほしい。イチゴを通し、就農希望者や夢を追いかける人の応援ができれば」と話している。

伊勢苺園は、5月まで営業(不定休)。ホームページhttp://ise15.jp。