「鼻の捜査官」に23頭 嘱託警察犬、県内5署で交付式 三重

【嘱託警察犬の交付式に出席する山本さん(左から3人目)ら=津署で】

行方不明者や容疑者の捜索で三重県警に協力し「鼻の捜査官」と呼ばれる嘱託警察犬の嘱託書交付式が3日、五つの署であり、飼い主や犬の訓練士が各署長から嘱託書を受け取った。任期は来月1日から一年間。県内全体で23頭の犬が足跡追及犬に指定された。

この日は津、四日市南、四日市北、いなべ、桑名の五署で交付式があった。いなべ署では、東員町の太田智恵さん(38)が雄シェパード、ケフェウス(五歳)と雌シェパード、カシオペヤ(同)と出席。両犬とも三年連続で足跡追及犬に指定された。

同署では今年、行方不明者の捜索で両犬が計六回出動。4月にいなべ市藤原町で女性(71)が行方不明になった事案では、ケフェウスが女性のにおいをたどることで足取りが分かり、署員が無事保護した。

津署では、津市河辺町のパート店員山本美沙子さん(47)と同市河芸町、農業青恒夫さん(79)の妻が、犬の訓練士と共に出席。山本さんは譲ってもらった犬が偶然シェパードだったのがきっかけで、嘱託警察犬として活動させるようになったという。嘱託は八回目。山本さんは「社会貢献の一環と思っている」と話した。