津 藤ケ丘自治会の新集会所完成 協力金や寄付金で実現、文化祭も 三重

【新集会所の完成を喜ぶ自治会住民=津市久居藤ケ丘町で】

【津】三重県津市久居藤ケ丘町に、藤ケ丘町自治会(伊藤勝会長、会員100世帯)の集会所が完成した。住民の協力金や有志の寄付金で実現した悲願の新築集会所で、完成に合わせた文化祭が30日に始まった。12月1日まで。

同自治会は昭和40年代に造成された藤ケ丘団地の住民で構成。長く隣接する自治会の集会所を借りていたが独自の拠点を求める声が高まり、10年ほど前から団地内の空き家を借りるようになった。契約更新のたびに新たな空き家を探していたが更地区画の所有者から借用できるめどが付き、昨年から新築の計画を進めた。

8月上旬から3カ月かけ、床面積約36平方メートル、1階建てでトイレとキッチンを備えたユニットハウスが完成。建築費の730万円のうち市の助成金360万円を除く370万円はほぼ全ての世帯が賛同した協力金、多くの有志と周辺事業所の寄付金、同自治会の積立金を合わせた。

文化祭ではパッチワーク、生け花、書―の自治会グループの作品のほか、個人の絵画や写真など計33点を展示。1日には餅つきをして協力者に紅白餅を配る予定という。

伊藤自治会長(74)は「多くの方の理解のおかげで固定した集会所ができた」と喜ぶ。住民の多くは団塊世代だがここ数年若い家族の転入が増えており今後は若い世代を含めた交流や防災活動の場も設けるという。「お年寄りを中年がいたわり中年が子どもの面倒を見て経験を助言する。この集会所が温かく優しい地域の拠点になるといい」と期待を込めた。