10月の三重県内有効求人倍率 1.58倍、前月を0.02ポイント下回る

三重労働局が29日に発表した10月の県内有効求人倍率(季節調整値)は、前月を0・02ポイント下回る一・五八倍で、29カ月ぶりに一・六倍を割り込んだ。雇用情勢の基調判断を「改善の動きに弱さが見られるものの、求人が求職を大幅に上回って推移している」と13カ月ぶりに下方修正した。

有効求人倍率の全国順位は前月から二つ下げて20位。有効求人数は前月比0・6%(200人)増の3万6550人、有効求職者数は1・3%(301人)増の2万3083人。新規求人倍率は2.29倍で、前月を0・12ポイント上回った。

新規求人は、製造業が前年同月比17・8%減の1875人で、9カ月連続で前年同月を下回った。年末に向けた荷物の仕分けなどで運輸業・郵便業は44・7%増の1474人と好調だった。県内に九カ所ある安定所のうち尾鷲、熊野の2カ所を除く7カ所で前年同月を下回った。

下角圭司局長は、情勢判断を下方修正した理由を「米中貿易摩擦により製造業で求人の減少が長期化し、有効求人倍率が1.6倍を下回ったため」と説明。「依然として有効求人倍率は高水準で、企業の人手不足は解消されていない」と述べた。