東員町スポーツ公園、県内初のJ3規格スタジアムへ ヴィアティン三重が整備

【J3規格への改修工事が決まった東員町スポーツ公園陸上競技場=東員町北大社で】

東員町北大社の東員町スポーツ公園陸上競技場を、サッカーのJリーグ3部(J3)基準を満たすスタジアムに整備するための改修工事が12月に着工することが29日、決まった。県内初のJリーグ入りを目指すサッカーJFLの「ヴィアティン三重」などを運営するヴィアティン三重ファミリークラブ(桑名市、後藤大介代表)が競技場の指定管理者に決まったことを受けて同町などが発表した。

JFLからJ3への昇格条件の一つに5千人以上が入場可能なスタジアム所有があるが、県内には該当する施設がなかった。

工期は12月9日から来年3月初旬を予定し、費用は同クラブが負担。スポンサー企業のほか、ネーミングライツ(命名権)、クラウドファンディング型の資金調達も検討しているという。

同クラブは同日、東員町を含む2市5町(桑名市、東員町、いなべ市、木曽岬町、朝日町、川越町、菰野町)がホームタウンとしての支援を約束する文書をつけた「Jリーグ百年構想クラブ」への申請も完了した。可否は来年2月に決まる見通し。

庁舎で水谷俊郎町長、三宅耕三議長と会見した後藤代表は、J3参入のめどを最短で2021年と述べ、「若い選手たちの夢を奪うことがあってはならない。まずJ3チームを誕生させることが県民のサッカーへの関心の高まりにもつながる」と強調した。

同競技場をメーンスタジアムに定めた理由については、今季JFLのホームゲーム15試合すべてを同競技場で行う中で町関係者と「コミュニケーションが取れた」ことなどを挙げた。

Jリーグの規格を満たすサッカースタジアムの建設を官民一体で進める目的で昨年11月に発足した「Jクラブ誕生とスタジアム建設を推進する県民会議」とも「コミュニケーションを取っている」と説明した。

同日開会した町議会で、競技場の指定管理者にヴィアティン三重ファミリークラブを選定する議案と十年間の指定管理料5千万円を債務負担行為で盛り込んだ一般会計補正予算案が賛成多数で可決された。

水谷町長は「まちづくりにもつなげたい。一日も早くJ3に上がってほしいという思いでいっぱい」と、駐車場の整備などでチームを応援する考えを示唆。三宅議長も「合併しなかった小さな町がきらりと光る機会になれば」と期待を示した。