鈴鹿医療科学大 2年後に附属病院開設へ 緩和ケア専門 三重

【2年後に開院する緩和ケア専門の桜の森病院について説明する豊田学長(左)=鈴鹿市岸岡町の鈴鹿医療科学大学で】

【鈴鹿】鈴鹿市岸岡町の鈴鹿医療科学大学(髙木純一理事長)は令和3年4月、同市南玉垣町の同大学白子キャンパス内に県内初の緩和ケア専門の大学付属病院桜の森病院を開設する。医学部を持たない医療系大学が付属病院を持つのは全国で4校目。完全独立型の付属緩和ケア病院は全国初という。令和2年3月に工事着工し、開院は同3年4月を見込む。

同大学は5年前から市医師会や地域の緩和ケア専門医からの要請を受け、設置を検討。13日付で文部科学省から付属病院の認可を受けた。

計画によると建物は鉄筋コンクリート平屋建て、延べ床面積約3374平方メートル。完全個室の25床。末期がんなどの患者を入院させ、緩和ケアの機能を担うほか、緩和ケアに特化した外来もある。完全独立型の利点として地域の在宅医療に取り組む診療所と連携を取りやすいという。

理学療法、作業療法、看護など8学科の医療専門職を養成している同大学としてチーム医療の実習の場としても提供される。
髙木理事長は「地域に貢献できる付属病院にしていくとともに、学生の実習教育のレベルアップに役立てたい」と話した。

豊田長康学長は「最期を迎える患者が穏やかに過ごせる病院にしたい。地域との連携を推進するほか、学生には現場で最前線のチーム医療を学んでほしい」と話した。