「必要性改めて感じた」 三重県議会正副議長 紀北町の残土埋め立て現場視察

【建設残土が積み上げられている現場を視察する中嶋議長(左)と北川副議長=紀北町東長島で】

【北牟婁郡】三重県議会11月定例月会議に建設残土などの搬入を規制する条例案(土砂条例)が提出されたことを受け、県議会の中嶋年規議長と北川裕之副議長は26日、紀北町の残土の埋め立て現場を視察した。

この日は、県大気・水環境課と県森林・林業経営課職員の案内で同町長島加田の一石(いっこく)峠登り口付近と同町東長島坂ノ谷の紀伊長島インターチェンジ付近を視察。担当者から、建設残土の中に混じったがれきを撤去させたことなどについて説明を受けた。

中嶋議長は視察後の取材に「条例の必要性を改めて感じた。住民の皆さんの不安を払拭できる条例になっているかを確認しながら議論していきたい」と述べた。

条例案では埋め立ての高さが1メートル以上かつ3千平方メートル以上の土地に土砂を埋め立てる場合、知事の許可が必要と明記している。許可なく土砂を埋め立てた事業者には、2年以下の懲役または100万円以下の罰金を科す。

建設残土を巡っては、伊賀市のNPO法人が複数回にわたって条例制定を要望。県議会も平成27年6月に同法人の請願を採択したが、県は「条例制定による新たな規制が必要な状況ではない」との考えを示していた。

一方、1月に知事が同町で土砂が積まれた現場を視察し「条例制定の必要性を再検討する」と表明。25日の県議会11月定例月会議に条例案を提出した。