三重県議会・定数調査会 視察は県南部の4市町 「人口減少」など議論の参考に

三重県議会は26日、県議会の選挙区や定数のあり方を議論する調査会(座長=金井利之東大院法学政治学研究科教授、8人)の視察を県南部の4市町で実施すると発表した。委員からは県北部も視察先に加えるよう求める声が上がっていたが、県議会は「日程の都合がつかなかった」としている。

議会事務局によると、視察は12月1、2両日に実施。10月の初会合で「南部地域の限界集落を抱えた選挙区を見たい」との声が上がり、17日に開かれた2回目の会合で視察の実施が決まった。

県南部の視察は「人口減少・地方創生時代に議会が果たす役割」を巡る議論の参考にすることが目的。県議会の議論でも県南部への配慮と「一票の格差」の是正のどちらを重視すべきかが焦点となっていた。

初日は南伊勢町議会を訪れ、県町村議会議長会長の上村久仁議長から町の課題などを聞き取る。この後、大台町の奥伊勢フォレストピアで、宮川観光振興公社の職員から観光振興策の説明を受ける。

2日目は尾鷲市役所を訪れ、市政策調整課の職員から市政の取り組みについて報告を受け、県熊野庁舎では紀南地域活性化局の職員に聞き取りを実施。尾鷲市から熊野市への移動時に集落などを見学する。

一方、今月14日の調査会では「南部の3選挙区を視察する方向で調整している」と説明した議会事務局に対し、委員から「南部だけは不十分」とし、北部も視察先に加えるよう求める声が上がっていた。

北部を視察先に加えなかった理由について、議会事務局は「調整を試みたが、日程の問題で加えることができなかった」と説明。あらためて北部を視察する可能性については「今後の協議になる」としている。