JICA派遣に水族館職員 県内の民間連携第1号 三重

【民間連携のJICA隊員としてパラオに向かう杉本さん(中央)=鳥羽市役所で】

【鳥羽】三重県内では初の民間連携によるJICA海外協力隊員として、パラオに派遣予定の鳥羽水族館社員杉本幹さん(58)が25日、市役所を訪れ、中村欣一郎市長に派遣を報告した。

JICAでは、開発途上国での課題解決に必要な技術や経験を備えた人材確保を目的に、途上国での事業展開や人材育成を求める民間企業と連携した派遣制度を実施。今年4月、県内第一号として同館と協力隊派遣連携合意書を交わした。

杉本さんは来年1月6日から2年間の予定で、パラオ唯一の水族館であるパラオ国際サンゴ礁センター付属水族館に派遣される。同館企画広報室部長としての経験や知識などを元に、飼育展示や海洋資源保護、環境保全に関する教育活動の指導などに従事する。

オウムガイの調査のため過去2回、同国に短期滞在した経験があるという杉本さんは「市や県、ひいては日本とパラオの架け橋となれるよう頑張っていきたい」と抱負を語った。

中村市長は「これまでの実績から即戦力として期待している。体に気をつけて頑張って」と激励した。