志摩市 真珠業者へ緊急支援策 無利子で運転資金、稚貝購入補助 三重

【会見する竹内市長=志摩市役所で】

【志摩】三重県の竹内千尋志摩市長は25日、定例会見し、アコヤガイへい死により打撃を受けた真珠養殖業者への緊急支援策として、運転資金借入の無利子化や稚貝購入の補助などに乗り出すと発表した。関連予算988万3千円を盛り込んだ一般会計補正予算案を29日開会の市議会12月定例会に上程する。

真珠養殖経営安定化支援事業として、養殖貝の5割以上がへい死したと真珠養殖組合から証明を受けた業者を対象に、秋購入の稚貝購入補助として1個当たり1・5円、購入代金の総額2分の1を上限に総額930万円を助成する。

このほか、へい死対策に向けて有識者を招いた研修会開催経費に58万3千円▽漁業近代化資金や経営維持安定資金、農林漁業セーフティネット資金などの運転資金借入の利子補填に6万7千円▽運転資金借入に必要な保証料の無償化に向けた助成に116万5千円―などを予算化した。同市真珠養殖振興基金の積み立て約3700万円を取り崩して財源に充てる。

竹内市長は今月20日、状況調査のため稚貝の主要取引先である愛媛県宇和島市と愛南町に職員を派遣したとし、「それぞれ大きな影響は受けていないと聞いている。状況を見守りながら連携を図りたい」とした。また9月に再開した真珠製品を扱ったふるさと納税が25日現在で150件約2136万円あったとし、「活用を含めて検討していきたい」と述べた。