伊勢 辻出さん不明から21年 両親が情報提供呼び掛け 三重

【情報提供を呼びかけビラを配る辻出さんの両親=伊勢市のイオンタウン伊勢ララパークで】

【伊勢】三重県津市一志町の雑誌記者辻出紀子さん=当時(24)=が伊勢市内の勤務先から帰宅中に行方不明となった24日に併せて、両親や伊勢署員らが伊勢市内のショッピングセンターに立ち、チラシを配って情報提供を呼びかけた。

辻出さんは平成10年11月24日午後11時ごろ、勤務先の出版社を出た後、近くの駐車場に自分の車を残したまま連絡が取れなくなった。県警は事件に巻き込まれたとみて、これまでの延べ約3万1900人の捜査員を投入。今年に入っから得た6件を含め、10月末現在で88件の情報提供が寄せられているが、解決に結びつく有力な手がかりは得られていない。

この日は、両親やその知人、警察官ら約30人が同市小木町のイオンタウン伊勢ララパークなど市内4カ所のショッピングセンターで辻出さんの写真が入ったチラシ4500枚を配布して情報を求めた。

父親の泰晴さん(72)は「もう死んでいるとも思うが、どんな状況でも手がかりが欲しい」と訴えた。母親の美千代さん(70)は「生存の可能性がない中、証や姿がどのくらい残っているか想像を巡らせている。早期解決を願う」と話した。

両親や支援者らでつくる「辻出紀子さんを捜す会」は、有力な情報提供者に上限300万円の謝礼金を用意している。情報提供や問い合わせは同署=電話0596(20)0110=へ。