
旧民進党系の議員らでつくる三重民主連合は24日、津市羽所町のアスト津で定期総会を開き、中川正春衆院議員の会長職を顧問の岡田克也衆院議員が引き継ぐ人事案を承認した。中川氏は顧問に就任した。
総会には、三重民主連合に所属する議員のうち約40人が出席。顧問で元衆院議員の松田直久氏と新政みえ代表の稲垣昭義県議が共に副会長に就任する人事案や、来年の活動方針案なども承認した。
岡田会長は総会のあいさつで「立憲民主党や国民民主党、無所属などいろいろあるが、三重民主連合は一つになって対応する組織。皆さんが力を結集し、中央が一つの塊になる先駆けとなってほしい」と述べた。
立憲民主党県連代表の芝博一参院議員は「衆院選は近いと思って臨んでいる。必ず春までに選挙がある」とした上で「空白の(衆院三重)4区にも候補を立てなければならない」と述べた。
来賓で出席した連合三重の吉川秀治会長は「三重民主連合は本当に政党の枠を超えて一枚岩になれるか」と指摘。「国会議員の皆さんは早い段階で一つのまとまりをつくり、準備を整えてほしい」と求めた。
三重民主連合は9月の常任幹事会で、設立時から会長を務めた中川氏の後任として岡田氏を選出。一方、立憲民主党県連は同月の常任幹事会で、無所属から立憲に入党した中川氏の顧問就任を決めていた。