菰野町 250年前の御触書発見 木簡に墨で、幕府の法令 三重

【発見された御触書と、貴重な資料が存在していることを「地元の人にも知ってほしい」と話す諸岡さん=菰野町田光で】

【三重郡】約250年前の江戸時代中期の「御触書(おふれがき)」が、三重県菰野町田光(たびか)の民家でこのほど見つかった。発見した「菰野町郷土研究会」の顧問、諸岡忠至さん(76)は「歴史的にも大変貴重な資料」と話し、研究会が主催する催し会場に展示して、参加者に披露した。

御触書は木簡に墨で書かれており、縦42センチ、幅75センチ。「徒党、強訴、逃散に同調せず、こうした計画を知って訴え出たなら、褒美として銀を与え、場合によっては名字帯刀を許す。明和7(1770)年4月 奉行」などと書かれているという。同町の古文書サークルに属する研究会の仲間が、専用のパソコンソフトを使って解読した。

所有者は御触書とは知らず、長く自宅玄関に飾っていた。所有者宅のすぐそばには、幕府が法令などを人々に知らせるため御触書を掲げた「高札場(こうさつば)」が今も残り、諸岡さんは「田光の高札場に掲げられていたものではないか」と考えている。